ADHDプログラム第3回のテーマは
「多動性・衝動性」でした。
ADHDの診断基準(DSM-5)では、
- 不注意
- 多動性・衝動性
の2つの特性があります。
これまで不注意について学びましたが、今回はもう一つの特徴である多動性・衝動性についての内容でした。
多動の具体例
多動と聞くと、子どもが落ち着きなく動き回るイメージを持つ人も多いと思います。
講義では、次のような例が挙げられていました。
・過剰におしゃべりしてしまう
・相手の話を遮ってしまう
・落ち着きがない
・静かにしていることが難しい
・仕事を過剰に引き受けてしまう
・貧乏ゆすりや鉛筆回しなど、目的のない動き
・座っていられない
外から見える動きとして現れることが多い特徴です。
衝動の具体例
衝動性は、「思いついたらすぐ行動してしまう」傾向です。
例えば、
・短気でカッとなりやすい
・衝動買いをしてしまう
・計画せずに行動してしまう
・危険な運転
・順番を待てない
などが挙げられました。
考える前に行動してしまうため、後から「やらなければよかった」と感じることもあるそうです。
大人のADHDではどうなる?
講義で印象的だったのは、
大人になると多動性は目立たなくなることが多いという点です。
子どもの頃のように動き回ることは減りますが、その代わりに
・自分を抑え続けている
・エネルギーを使いすぎて疲れやすい
という状態になることがあります。
見た目は落ち着いていても、内側では常にエネルギーを使っていることがあるそうです。
内的な多動・衝動性
特に興味深かったのが
**「内的な多動性」**という考え方です。
これは外からは見えにくい多動です。
例えば、
・短いサイクルで気分がアップダウンする
・いろいろな考えが次々浮かぶ
・考えが枝分かれして脱線する
・寝るモードに切り替えられない
・思い立ったらすぐ実行したくなる
頭の中が常に忙しい状態です。
多動というと体の動きを想像していましたが、
思考の多動という形でも現れるのだと知りました。
良い面として現れることもある
講義では、これらの特性は必ずしも悪い面だけではないとも説明されていました。
例えば、
・アイデアが豊富
・発想が柔軟
・フットワークが軽い
・行動力がある
という形で強みにもつながることがあります。
特性がどの方向に働くかによって、見え方が変わるのだと思いました。
ディスカッションで出た困りごと
多動性や衝動性について、グループで困りごとを出し合いました。
例えば、
・衝動買いをしてしまう
・ネットに書き込んでしまう
・感情的になってしまう
・やることを詰め込みすぎる
など、いろいろな意見が出ました。
対処法としては、
・スマホではなく紙に書く
・買い物のルールを決める
・一度立ち止まる
・環境を整える
などの工夫が挙げられていました。
私の感想
今回の講義で印象に残ったのは、
多動は必ずしも外に見える動きだけではないということでした。
私は外から見ると落ち着いている方ですが、
頭の中では考えがどんどん浮かんできたり、
思いついたことをすぐやりたくなったりすることがあります。
これも「内的な多動性」と考えると、
少し理解しやすくなる気がしました。
特性を否定するだけではなく、
どう付き合っていくかを考えることが大切だと感じました。
まとめ
多動性・衝動性は、
目に見える行動だけではなく、
内面の思考や感情の動きとしても現れます。
そして、特性そのものが悪いわけではなく、
対処法や環境によって良い方向に活かすこともできます。
今回の講義では、
自分の特性を理解することの大切さを改めて感じました。


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